gtkpod の簡単な使い方 1. iPod を接続する GNOME環境では、/media/ipod 以下に自動的にマウントされる。それ以外では、 適当なディレクトリに /dev/sda2 (例) をマウントする。/media/ipod 以外に マウントする場合は、設定を変えておくこと。 設定で「iPod のマウント/アンマウントを gtkpod で行う」をチェックしてお くと、GNOME 環境以外でも自動でマウントされる。ただし、/etc/fstab に適 宜設定が必要。 2. gtkpod を起動する [読み込み] を押すと、iPod の中身が取得され、再生リストで iPod を選択し ておくことで、gtkpod から参照したり操作したりすることができる。 設定で「起動時に自動的に iTunesDB を読み込む」をチェックしておくと、起 動時に自動的に読み込みが行われる。gnome-volume-manager で、iPod 接続時 に自動的に gtkpod を起動するように設定できるが、この場合はここをチェッ クしておくと便利。 3. 曲を追加・削除する [ファイル] [ディレクトリ] [プレイリスト] 等で、ローカルディスクにある 曲を iPod に追加していく。また、曲を削除したり、メタデータを編集したり、 プレイリストを作成・編集したりすることもできる。 なお、再生リストでローカルを選択すると、ローカルHDD 上にも iTunesDB を 作ることができるが、再生環境としては GNOME 付属の rhythmbox の方が便利。 rhythmbox でも、iPod の中身を直接再生することができる。 4. iPod と同期する [更新] を押すと、実際に iPod に変更が反映される。ファイルの転送はこの 時点で行われる。 5. 終了 gtkpod を終了し、マウントを解除してから iPod を切り放す。GNOME 環境で は、デスクトップアイコンから、[アンマウント] を選ぶとよい。もちろん、 自動でマウント/アンマウントをするよう設定しておくと、勝手にマウントが 解除される。 注1. 購入直後の iPod nano には、一部の必要なディレクトリが存在しない。この ため、まず [ファイル]→[iPod の初期設定] を行うこと。 注2. iPod を接続すると、iPod の画面に「接続を解除しないでください」と表示さ れる。マウント解除後も表示されているが、抜いても大丈夫。なお、eject コ マンドで SCSI イジェクト処理を行うと、この表示は消える。 GNOME のデスクトップアイコンから [アンマウント] を選ぶと、eject コマン ドが実行される。ただし、SCSI イジェクトには root 権限が必要なため、こ こでイジェクト処理を行わせたい場合は、/usr/bin/eject を root に setuid する必要がある。この際、disk グループ等に chgrp して、それ以外の実行権 限を落とす等の、適切なアクセス制御を行うのが無難。 これを行ってもなお、アンマウント(イジェクト)処理時にエラーが出るが、こ れは無視してよい。