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パピーリナックスへようこそ!

パピーリナックス 431JP2012 (2012年3月) は パピーリナックス日本語版4.3.1JPを ベースに最新の更新を加え、 かつ追加SFSでブラウザのアップデートが簡単にできるようにしたものです。 ベースとなる4.3.1JPとの相違はこの文書に記載しています。

パピーリナックスはライブCD(のiso形式ファイル)で供給されており、isoファイルをCDあるいはDVDにに焼いたものがライブCDとなります。 このライブCDをパソコンに挿入して起動するとパピーリナックスがすぐに使えます。機種によって起動時に[Delete]キーあるいは[f・1]キー、[f・2]、[f・9]、[f・12]キーなどを押して BIOSの設定や起動メディアを選択する必要のある場合があります。 お使いのパソコンの説明書を参照ください。

パピーリナックス 431JP2012 は Windows上で実行できるインストーラ付きファイル .exe 形式でも供給されています。 インストーラを(Windows上で)実行すると、現在PC上にある Windowsをそのままに、起動時に Windows と パピーリナックス が選択できるようになります。 ドライブ C:に 640MB以上の空きが必要です。 Windowsのバージョンは 7(32bit/64bit)まで対応していますが、 Windows Me に限っては動作しないのでご注意ください。

パピーリナックス日本語版サイトパピーリナックス日本語フォーラムなどからも情報が得られるでしょう。

ダウンロード
pup_431JP2012.iso (CD/DVD用) あるいは Puppy_Linux_431JP2012_Installer.exe (インストーラ付き) を、 以下いずれかのサイトからダウンロードください。
ハードウェア条件
PC/AT互換パソコンで、CPU: Pentium 166MMX, RAM: 128MB, CDROM: 20倍速以上。
ハードディスクあるいはUSBメモリ上にインストールする場合、 空きエリアが640MB以上。

メモリーが380MBあるとかなり快適に使えます。 メモリが256MBあるいはそれ以下でも、ハードディスク上に256MB以上の個人保存ファイルを作成、あるいは仮想メモリの利用でスムースに動作します。

初期設定

  1. キーボードなどの設定

    ライブCDから起動すると、うまくいけば800x600の画面サイズでデスクトップと初期設定画面が現れます。 必要に応じて言語や地方時、キーボードレイアウトなどを変更してください。 初期設定は日本語、日本標準時、日本語キーボードに設定されています。 言語については日本語の他に英語が選べます。 中国語、ハングルなど他の言語は追加SFSで供給されます。

    ご使用のPCのハードウェアによってデスクトップがうまく現れないときは、 CDのブートアップメニューで「Advanced menu」を選び、「Safe mode」を試してください。 起動プロセスでキーボードを設定後、xorgwizard を実行してください。

    起動時にネットワークインターフェース(eth0)が検出され、DHCPが取得できる状況ならば、ネットワークは自動的に接続されます。 起動前にLANケーブルを接続しておいてください。

  2. セッション保存ファイルの指定

    パピーは基本的にはそのシステムを RAM上に読み込み動作し、 そのまま終了すると次の起動ではすべての設定が初期状態に戻ります。 継続的にパピーを使うならば、ハードディスクあるいは USBメモリなどにセッションを保存するためのファイル(pupsaveと呼ばれます)を作らねばなりません。 案内にしたがってその保存先を指定してください。 一時的にパピーを試すだけなら、「保存しない」を選んでください。

  3. パッケージの追加

    このパピーにはブラウザとして Seamokey-1.1.18 が組み込まれており、このままでも Webの閲覧などができます。 ただし flashplayerは内蔵していないので、必要ならば getflash(メニューのインターネットのグループにあります)でダウンロードしてください。 また追加SFS(seamonkey-2.7-ja.sfsなど)でブラウザを更新できます。このSFSにはflashplayerがあらかじめ内蔵されているので getflashによるダウンロードは不要です。

    SFSはダウンロード後に sfs_load(メニューのセットアップのグループにあります)で読み込んでください。 あるいはSFSパッケージを右クリックすると sfs_loadが選択肢に現れます。

    追加アプリケーションは SFSのほか PETパッケージでも供給されています。 公式のPETパッケージは パピーパッケージマネージャ(メニューのセットアップのグループにあります)からインストールできます。 その他のネット上で入手できるPETパッケージはダウンロード後にそのPETパッケージを左クリックすることでインストールできます。

    PETパッケージはインストールした後に削除してかまいませんが、SFSパッケージは読み込みの後に削除すると動作しなくなるのでご注意ください。

パピー4.3.1JPからの更新・変更

新機能のトピック

  1. なんといっても wary-511-01j と同様のダイレクトデスクトップ。wary-511-01jではかったるいと不評だったが、スピードなどかなり改善されているはず。 とはいっても画面解像度は変更はGUIで行うのではなく、旧来の xorgwizard を使うことになる。ダイレクトデスクトップは(Xorgの) vesa ドライバを使うが、 intel系などで失敗することがある。その場合、ブートメニューで 「Safeモード」を選べば xorgwizardのメニューが最初に出る。
  2. SFS_load-1.3.9 で 追加SFSのロードにPCの再起動は不要になった。追加SFSの数はこれまでの制限 6 を越えても使用できる。でも、あまり多いとパフォーマンスに支障があるかも。
  3. マルチメディア機能が格段に向上。
  4. フラッシュへのインストール環境(PUPMODE=13)で シャットダウン時にもセッションを保存しない設定ができるようになった。 Wary-j でこの設定の場合、PETをインストールするとおかしなことになったが、改善されている。また、セッションを保存するのに要する時間も waryや 5.x系と同様に早くなったはず。フラッシュを ext4でフォーマットするとより吉。
  5. セッション保存ファイル(pupsave)の内部ファイルシステムに ext4が標準となった。噂によれば ext2やext3に比べ壊れにくいとか。
  6. 右クリックオプション。ROX-Filerでファイルを右クリックしたときのメニューが豊富になった。

新規

削除

機能が重複するものを主にリストラ。

縮小

更新

Xやロケールなどの自動設定

ハードウェアに応じた自動設定の仕組みはもともとパピーが持っています。 firstrun(Personalize settings)は初期設定を1画面でできるようにしたものです。 そのためにいくつかのスクリプトを修正しています。 また、下記のファイルに初期設定がされています。

パピーをお楽しみください!