SPG-NEWS for Windows V4.5 ユーザーズマニュアル WoodStream Networks 木沢朋和  この度はSPG-NEWS for Windowsをご利用頂きありがとうございます。  SPG-NEWSはFWD−RBBSに接続し自動的に読みたいメッセージをダウンロード・ アップロードしたり、FWD転送を行う電子メールシステムです。  ご不明な点がありましたら、遠慮なく質問してください。 [安全にお使いいただくために] (1) ごくまれに強い光の刺激や点滅、モニタ画面などを見ていて、一時的に筋肉の   けいれん・意識の喪失等の症状を起こす人がいます。こうした経験のある方は、   SPG-NEWSを使う前に必ず医師と相談してください。    また、SPG-NEWS使用中にこのような症状が起きたときは、すぐにSPG-NEWSの   使用をやめ、医師の診察を受けてください。 (2) 長時間ご使用になるときは、適度に休憩してご使用ください。 [ご注意] (1) 本ソフトウェアの著作権は、JO1SPG木沢朋和にあります。 (2) 本ソフトウェアとマニュアルを運用した結果の影響については、一切責任を負   いかねますのでご了承ください。 (3) 本ソフトウェアの仕様、およびマニュアルに記載されている事柄は、将来予告   なしに変更することがあります。 (4) SPG SYSTEMSの開発するソフトウェアは人命に関わる医療システムなどや原子   力設備、軍事利用を目的としたシステムには適用できません。 (5) 本マニュアルに登場するプログラム名、CPU名などは、一般に各メーカーの   登録商標です。ただし、本文中には”R”および”TM”マークは明記してお   りません。 1.SPG-NEWS for Windows でできること  (1) FWD転送型RBBSにコネクトして、指定した読みたいメッセージやメールを自動的   にダウンロードします。また、書き込みたいメッセージを自動的にアップロードす   ることができます。    また、指定しないメッセージでもダウンロード予約することができます。  (2) FWD転送型RBBSとRLI互換の転送プロトコルで相互転送を行うことが出来ます。  (3) メールの読み書きをWindows上の操作環境で視覚的に簡単に行うことが出来ます。  (4) タイマー起動設定で指定した時間にFWD転送やオートパイロット起動を自動的に   行うことが出来ます。  (5) 簡易ターミナルソフト内蔵によりRBBSのメインテナンスができます。  (6) DJL−MB互換機能でDJL-MBのメッセージを直接読み書きできます。  (7) HTML文書の閲覧ができます。(別途Webブラウザが必要です) 2.動作に必要なシステム (1) i386/16MHz以上のパフォーマンスを持つCPU (奨励i486SX/20MHz以上) (2) メモリ8MB以上(Windows95使用時は奨励16MB以上) (3) SPG-NEWSが使用するHDD容量 システム 1MB メッセージ格納用 5MB程度 (4) OS:Windows3.1またはWindows95      WindowsNTおよびOS/2でも動作させることは可能ですが、正常に動作しない      場合があります。 (5) TNC FWD-RBBSとケーブル直結で通信を行う場合、RS-232CクロスケーブルとFWD-RBBS 3.インストール  配布されたディスクまたはダウンロードしたファイルはLHAの自己解凍型ファイル として圧縮されています。下記の方法でインストールしてください。 Windowsの基本的な使用方法については各Windowsのマニュアルまたは解説書を参照してください。  (1) SPG-NEWSを使用するディレクトリを用意する。ディレクトリが作成されていない    場合はファイルエクスプローラなどを使ってディレクトリを作成してください。  (2)(1)で用意したディレクトリに圧縮されたファイルをコピーして実行してください。  (3) SPGNEWS.EXEをアイコン登録またはショートカット登録します。実行時のディレ   クトリはSPGNEWS.EXEがあるディレクトリと同じディレクトリにしてください。 4.設定  登録したアイコンまたはショートカットをクリックするとSPG-NEWSが起動してコンフィグレーションダイアログが起動しますので必要な部分を設定してください。  尚、SPG-NEWS V4.3はWindows3.1用16ビットアプリケーションですのでWindows95の ロングファイルネームに対応していません。ディレクトリ名やファイル名を指定する場合はロングファイルネームで指定しないようにしてください。 4.1 環境設定   [SPG-NEWS環境設定]ダイアログが表示されます。   個人情報、通信、動作モード、ディレクトリ、外部プログラムの項目があり、これらの  設定を行います。設定後は[OK]ボタンを押してください。[キャンセル]ボタンを押すとすべ  ての設定項目は変更されません。尚、この設定はSPG-NEWS使用中でも変更可能です。  メニューから[設定]-[環境設定]と選択すれば同じダイアログが表示されます。 4.1.1 個人情報 ここで設定された項目は電子メールヘッダの発信元情報に使用されます。必ず設定し てください。 (1) コールサイン コールサインを半角英数字で入力してください。 (例) JO1SPG (2) ホームRBBS FWD転送またはオートパイロットで接続するFWD-RBBSを入力してください。 (例) JM1YOV.11.JNET1.JPN.AS (3) 使用者氏名 名前またはニックネームを入れてください。また、規制はしていませんができる   だけ半角英数字で入力してください。また、この項目は省略可能です。 (例) Tomokazu Kizawa 上記の設定例では電子メールヘッダの発信元情報は下記のように表示されます。 From: JO1SPG@JM1YOV.11.JNET1.JPN.AS (Tomokazu Kizawa) (4) TimeZone タイムゾーンの指定をします。日本国内で使用する場合は、"+0900"を選択して  ください。 4.1.2 通信  (1) 接続方法    RBBSとの通信をTNCを使って行うか、RS-232Cケーブルを使って直接シリアル転送を  行うか指定をしてください。TNC接続をするときは"TNC"を、RS-232Cケーブルで直接転  送する場合は"直結"を指定してください。   (注) RBRを使ってG8BPQを使ったFBBなどとシリアルリンクするときはTNC接続として    ください。  (2) 通信速度    SPG-NEWSを使うマシンとTNCまたはシリアルリンクするマシンとのRS-232Cイン   ターフェースの通信速度を指定してください。  (3) 通信ポート   RS-232Cインターフェースのポート番号を指定してください。  (4) 通信タイムアウト時間   受信時または送信時に何も応答がなくなったときのタイムアウト時間を指定しま   す。受信タイムアウトで指定した時間以内に何も受信データが来ないと受信タイム   アウトとなります。送信タイムアウトで指定した時間以内にデータが送信できな   かった場合(またはCTS信号がOFFの場合)送信タイムアウトとなります。 (5) フロー制御    ハードウェアフローかソフトウェアフローを指定してください。ハードウェア   フロー制御を奨励します。送信時の文字化けが発生する場合はソフトウェアフロー   制御にしてみてください。その際、TNCは下記のように設定してください。   (デフォルト設定なので特にいじる必要はないと思います。)   XFLOW ON XON $11 XOFF $13    送信時に文字化けが発生するというレポートを頂いております。私が確認して   いる限りでは、RTS/CTSによるフロー制御がしっかり行われていればこのような問題   が発生することはないはずなのですが、現実問題として起きていますのでソフトウェ  アフロー制御をサポートしました。環境設定の通信設定でフロー制御の設定ができる  ようになっています。但し、ソフトウェアロー制御に設定した場合、TNCやシリア  ルリンクの相手側の設定は必ずX−FLOW制御を行うようにして下さい。    XON/OFFは&H11,13に設定して下さい。 4.1.3 動作モード   メッセージの通信方法を指定します。FWD-RBBSと転送を行うか、オートパイロット  として自動的にアクセスするか指定してください。FWD転送を指定した場合、接続する  FWD-RBBS側で転送設定をしなければなりません。転送相手のRBBSのSYSOPにご相談く  ださい。DJL-MB互換機能については「6.DJL−MB互換機能」を参照して下さい。 4.1.4 ディレクトリ   メッセージ格納ディレクトリ   送信・受信するメッセージを格納するディレクトリを指定してください。存在し   ないディレクトリを指定した場合は、新規に作成されます。指定しなかった場合、   SPGNEWS.EXEと同じディレクトリがメール格納ディレクトリになります。最初に設   定された場合を除いてディレクトリが変更された場合は、その設定は次回起動時か   ら有効になります。   また、ディレクトリを新規に作成する場合は、事前に作成可能かどうか確認して   ください。 4.1.5 外部プログラム   (1) テキストエディタ   送信メッセージ作成時に外部で起動するテキストエディタを指定します。デフォ   ルトはNOTEPAD.EXEになっています。 4.2 接続設定  コネクトするときに送信/受信する文字列を指定します。ここで設定するのはコネ  クトするまでの文字列の指定です。リストコマンドの送信などはSPG-NEWSが別途行い  ます。 (例) (1) RLI/DJLとシリアルリンクする場合  (Send) *** CONNECTED to JO1SPG (2) TNCを使ってコネクトする場合   (Send) C JM1YOV (Rcv) *** CONNECTED to JM1YOV (*) これ以降の欄は空欄のままにしておいてください。 4.3 オートパイロットの設定(オートパイロットモード時)  メニューから[設定]−[オートパイロット設定]を選択します。  (1) RBBS   接続相手のRBBSのLコマンドで送られてくるメッセージのリストのフォー  マットを指定します。行頭を'1'として何桁目にTo Field,@BBS,From(Call)   タイトルの位置を指定します。RLI/DJL/FBB(日本語モード)/FOS/MSYSタイプは   予め指定してあります。  また、それ以外のRBBSと接続する場合は接続するRBBSのLコマンドの出力を参考に   指定してください。また、Lコマンドのフォーマットも指定してください。  (2) タイトル入力時のプロンプト   RBBSに書き込みを行うときのタイトル入力を促すプロンプトを指定してくだ   さい。よくわからない場合はとりあえず空欄にして下さい。空欄にしても動作しま   すが、同じBulletin-IDを二重送信した場合などにRBBSに書き込み拒否された   場合、正常に書き込み処理ができません。    よく分からない場合は空欄にしてください。この設定を誤ると文書が送信され    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^   ません。  (3) ファイル番号   リストをとりたいRBBS側の番号を指定して下さい。存在しない番号を指定した   場合、正常にリストがとれません。必ず事前にRBBSにコネクトしてリストの番号を   確認した上で指定してください。  (4) 取得リスト数   リストをとるときの行数を指定してください。周囲の通信環境を考慮の上適切な   値を設定してください。  (5) オプション設定    ・メール読み取り後削除する     オートパイロット運用で自分宛のメールを読み取った後そのメールを削除した     い場合チェックします。    ・SYSOPモードを使う     DJL-MBなどでSYSOPモードに移行する@コマンドを発行する場合チェック     します。    ・オートパイロット運転の制限時間を設定します。(単位は分)     無制限とするときは -1 を設定してください。 4.4 ダウンロード設定   オートバイロット運用時にダウンロードしたいメッセージを指定します。   メニューから[設定]−[ダウンロード設定]を選択します。ダウンロード指定を   する表が表示されます。受信指定と受信拒否が設定できます。受信指定と受信拒否   の条件が一致した場合は、受信拒否が優先されます。  (1) 追加    [追加]ボタンを押すと、追加ダイアログが表示されます。   To Field,@BBS,Call(書き込み者)、タイトルに入力します。入力する文字列はワイ   ルドカード(?,*)が指定できます。何も入力しないと全指定(*)が設定されます。   また、このメッセージを受信指定するか受信拒否するかをオプションボタンで指定   します。  (2) 削除    表から削除したい設定を指定して、[削除]ボタンを押してください。一度削除さ   れたものは復活できません。  (3) 変更    表から変更したい設定を指定して、[変更]ボタンを押してください。追加と同様   のダイアログが表示されますので変更したい項目を変更してください。 4.5 タイマー設定   FWD転送やオートパイロット起動を指定した時間に行うことが出来ます。  メニューから[設定]−[タイマー設定]を選択します。  (1) タイマー起動の可否  「タイマー起動で通信を行う」チェックボックスをチェックするとタイマー起動が  有効になります。  (2) タイマー起動の方式   タイマーの設定は、「何時から何時までの間に毎時何分に通信を開始するか」また  は「何分置きに通信を開始するか」をオプションボタンで選択します。  (3) タイマー内容の設定  (2)の条件に合わせてタイマー値を入力します。 4.6 フォント設定   メニューから[設定]-[フォント]でテキストビュアーとリストのフォントを設定  することが出来ます。 4.7 署名設定  メニューから[設定]−[署名設定]を選択します。  ここで設定した文書が書き込むメッセージの文末に追加されます。 4.8 アーカイブ設定   指定したメッセージを指定したファイルに追記します。ディスクの容量が許せば  メッセージを永久保存することができます。出力ファイル名選択リストボックスを  指定すると設定内容が表示されます。  (1) 設定の可否   アーカイブ機能を使うときは[アーカイバを使う]チェックボックスをチェックし  ます。  (2) 設定の追加   [追加]ボタンを押すと、追加のダイアログが表示されます。保存するファイル名と   保存したい宛先と書き込み者を入力してください。入力する文字列はワイルドカー   ドが指定できます。何も入力しないと全指定(*)が設定されます。  (3) 設定の削除   出力ファイル名選択ボックスで削除したい設定を指定してから[削除]ボタンを   押すとその設定は削除されます。削除した設定は復活できません。  (4) 設定の変更    出力ファイル名選択ボックスで変更したい設定を指定してからTo Field,@BBS,   Call(書き込み者)に変更内容を入力して[変更]ボタンを押すとその設定は変更され   ます。 4.9 ダウンロード予約   前回コネクト時にとったFWD-RBBSのメッセージリストから、読みたいメッセージを  ダウンロード予約することができます。  「未読メッセージ一覧」からダウンロード予約したいメッセージをダブルクリックし  て下さい。「次回読み込み予定メッセージ」リストに登録されます。また、ダウンロー  ド予約を解除したいときは「次回読み込み予定メッセージ」から予約解除したいメッ  セージをダブルクリックしてください。  また、未読メッセージファイルは追加して記録されますので、不要になったら「未読  メッセージファイル削除」ボタンで削除してください。 4.10 オプション設定  (1) DJL-MBディレクトリ設定    DJL−MB互換機能を使う場合に設定します。    DJL−MBのMAIL.MBのあるディレクトリと自動アップロードディレクトリを   指定して下さい。  (2) 自動アップロードディレクトリ設定    自動アップロード機能でメッセージを書き込むディレクトリを指定します。  (3) HTMLエディタの設定    HTMLエディタを使用する場合は設定します。  (4) WEBブラウザの設定    WEBブラウザを使用する場合は指定します。MicrosoftのInternet Explore3.0以降  のバージョンをを奨励します。  (5) ユーザー設定ディレクトリの指定    各種設定ファイルを別ディレクトリに格納したい場合設定してください。  (6) 通信モニタの表示    通信モニタの表示の有無を指定します。 5.運用  5.1 リストメニュー   (1) 概要    リストメニューはRBBSのLコマンドで表示されるものとほぼ同じものが表示   されます。このメニューから読みたいメッセージをダブルクリックするとテキスト   ビュアーウィンドウが開いてメッセージを読むことが出来ます。   (2) リスト表示内容の切替え    To Field,@BBS,書き込み者を指定して表示させることもできます。表示内容指定   コンボボックスから表示内容を指定してください。また、コンボボックスには直接   キーボードから検索内容を指定することができます。キーボードから入力した場合   はリターンキーを押しだ時点でリスト表示内容が変更されます。リストを最新の内   容に更新したい場合は「検索開始」ボタンを押してください。   リスト表示内容切替えコンボボックスで、「全て表示」「自分宛メールの表示」「送信   予定ッセージの表示」「ごみ箱(削除予定)の表示」を指定することができます。   リスト表示内容切替えコンボボックスはカスタム設定することができます。   カスタム設定ボタンを押してください。検索したい条件(ToField,@BBS,書き込み者)   とラベル名を指定してください。    また、表示されるリストがウィンドウより多くなった場合は、垂直スクロール   バーが表示されます。最新のリストが見たいときは「最新リスト」ボタンを押して   ください。      5.2 テキストビュアー   メッセージの読み方はリストメニューをダブルクリックするかリストメニューを  指定してメニューバーの「読む」をクリックしてください。  テキストビュアーウィンドウが表示されます。   (1) 保存   メニューから[ファイル]-[保存]または[保存]ボタンを押すと、現在のメッセージ   をファイルに保存します。ファイルダイアログが表示されるのでファイルを指定し   て下さい。   (2) クリップボードへのコピー   [コピー]ボタンを押すと、選択したテキストをクリップボードにコピーします。   (3) 全てコピー   [全てコピー]ボタンを押すと、全テキストをクリップボードにコピーします。   (4) 前のメッセージを読む    メニューから[表示]-[前を読む]または[前を読む]ボタンを押すと、現在表示され   ているメッセージの前のメッセージを表示することができます。   (5) 次のメッセージを読む   メニューから[表示]-[次を読む]または[次を読む]ボタンを押すと、現在表示され   ているメッセージの次のメッセージを表示することができます。   (6) メッセージを削除して次を読む   メニューから[表示]-[消して次を読む]または[削除・次]ボタンを押すと、現在   表示されているメッセージを削除して次のメッセージを表示することができます。   (7) 掲示板返信   掲示板への書き込みに対して掲示板で返信を書き込みます。テキストエディタが   起動します。(テキストエディタの使い方に関しては5.3 (5)参照のこと)   (8) メール返信   掲示板への書き込み者に対して返信メールを書き込みます。テキストエディタが   起動します。(テキストエディタの使い方に関しては後述)   (9) スクロール   [UP]または[DOWN]ボタンを押すとテキストをスクロールさせることができます。   (10) WWWブラウザ起動    文書がHTMLで記述されている場合、「HTML」マークが表示されます。WWW   ブラウザでテキストを閲覧することができます。また、HTML文書だけではなくJISや   EUCなどの文字コードで書かれたテキストも閲覧することができます。   (11) スクロールモード設定    テキスト上でマウスをドラッグすると、その動きに合わせてテキストがスクロー   ルする「猫の手スクロールモード」とテキストの選択ができスクロールバーでスク   ロールさせることが可能な「テキスト選択モード」があります。    「猫の手スクロールモード」「テキスト選択モード」ボタンで移行したいモードに  設定してください。  5.3 書き込み  書き込みには、「掲示板書き込み」「メール書き込み」「掲示板返信」「メール返信」があり ます。内蔵テキストエディタの操作方法は一括して説明します。   (1) 掲示板の書き込み     メニューから[ファイル]-[掲示板書き込み]を指定または[Bulletin Write]ボ    タンを押してください。テキストエディタが起動します。   (2) メールの書き込み     メニューから[ファイル]-[メール書き込み]を指定または[Mail Write]ボタン    を押してください。テキストエディタが起動します。   (3) 掲示板返信の書き込み    返信を書き込みたいメッセージをリストメニューから指定して、メニューから    [ファイル]-[掲示板返信]を指定または[Followup]ボタンを押してください。テ    キストエディタが起動します。メールに対して掲示板の返信はできません。   (4) メール返信の書き込み     返信を書き込みたいメッセージをリストメニューから指定して、メニューから    [ファイル]-[メール返信]を指定または[Reply]ボタンを押してください。テキス    トエディタが起動します。掲示板に対する返信は書き込み者に対するメール書き    込みになります。   (5) テキストエディタの使い方    (a) 宛先指定     宛先指定のコンボボックスがあります。掲示板書き込みの場合は、To Fieldと     @BBS、メール書き込みの場合はメールの宛先を指定できます。ここでコンボ     ボックスからマウスで指定または直接キーボードから入力してください。コン     ボボックスの内容は今まで送受信された掲示板またはメールの宛て先がソート     されて表示されます。返信の場合は予め宛先が指定されています。書き込みが     行われて新しい宛先が追加された場合はこのコンボボックスの内容は自動的に     更新されます。    (b) タイトル指定     タイトルを書き込んでください。返信の場合は元のタイトルの行頭にRE:が     付加されて設定されます。    (c) 本文書き込み      メニューバーの編集メニューの切り取り、コピー、貼り付けが使えます。     [エディタ起動]ボタンで外部のエディタを起動することもできます。起動ボタ     ンをクリックして外部のエディタを起動してください。ただ外部のエディタを     終了しただけでは書き込み終了したことにはならないので、外部のエディタの     テキストをカット&ペーストでエディタにコピーしてください。    (d) 書き込み終了      書き込み終了には下記の三種類があります。尚、宛先、タイトル、本文のどれ     かが書き込まれていないと取消以外では書き込みが終了しません。    (i) 取り消し    メッセージ書き込みを取り消しします。    (ii) 送信保留    メッセージの書き込みは行いますが、通信時に送信されません。    (iii) 送信予約    メッセージの書き込みを行い、次回通信時に送信されます。    (e) 書き込んだメッセージの再編集について    書き込んだメッセージで送信保留また送信前の送信予約したメッセージは再編    集できます。送信保留メッセージリストはリストメニューのリスト表示内容切替    えコンボボックスで、「送信予定ッセージの表示」で表示できます。    (f) エディタ起動     外部テキストエディタを起動します。エディタで編集した内容は内蔵テキスト    エディタには反映されませんが、送信予約すれば保存されます。    (g) HTMLエディタ起動     HTMLエディタを起動します。エディタで編集した内容は内蔵テキスト    エディタには反映されませんが、送信予約すれば保存されます。  5.4 メッセージを消す   リストメニューで指定したメッセージを消去することができます。メッセージの  削除方法は二種類あります。   (1) マークしたメッセージの削除    メニューバーから[ファイル]-[削除]-[マークしたメッセージの削除]を選択    または[Delete]ボタンを押してください。     CTRLキーを押しながらマウスでリストを指定すると複数のメッセージを    選択して消去することが出来ます。   (2) 古いメッセージの削除    メニューバーから[ファイル]-[削除]-[n日前のメッセージを削除]を選択して    ください。指定した日付以前のメッセージを削除します。   (3) 削除したメッセージの復活    削除したメッセージはSPG-NEWS終了前なら復活することができます。リスト    メニューのリスト表示内容切替えコンボボックスで、「ごみ箱」で削除予定のメッ    セージを表示したあと、メニューから[ファイル]-[復活]で消したメールを復活す    ることが出来ます。   (4) 削除予定メッセージの削除     メニューから[ファイル]-[ごみ箱を空にする]で削除予定のメッセージを削除    します。復活はできません。  5.5 通信   通信はバックグランドで動作しますので、通信中でも他の処理を行うことが出来   ます。通信中の状況はSPG-NEWS動作パネルと通信モニタに表示します。   (1) FWD転送   FWD転送モード時にFWD転送を行います。現バージョンではRLIテキスト   FWD転送のみサポートしています。   (2) オートパイロット運用   RBBSにコネクトしてリストを取り、読みたいメッセージを自動的にダウンロー   ドします。その後、書き込んだメッセージがあれば自動的にアップロードします。    オートパイロット運用中に回線断となった場合、次回接続時にリストを取る前に   ダウンロード予定のメッセージをダウンロードします。  5.6 ウィンドゥ   メニューから[ウィンドウ]を選択することによりテキストビュアーやエディタを   手前に表示することができます。  5.7 終了    メニューから[ファイル]-[終了]を選択することにより、SPG-NEWSを終了します。   終了時に書き込み時の宛先のデータベースを更新するかどうか聞いてきます。   データベースの更新には数秒から数分かかります。 6.DJL−MB互換機能について   LAN接続または同一マシンで稼働しているDJL−MBのメッセージを直接読み  書きします。書き込みはDJL−MBの自動アップロード用ディレクトリに書き込み  ます。 7.自動アップロード機能について  (1) 設定方法    メニューから[設定]-[オプション設定]-[自動アップロードディレクトリ設定]を   選択してください。    ここで実在するディレクトリを指定してください。  (2) 運用方法    (1)で指定したディレクトリに下記フォーマットに従ったテキストを書き込むと   1分1ファイルづつSPG−NEWSにメッセージとして書き込まれます。   一行目 SP call @ BBS (またはSB ToField @ bbs)   二行目 タイトル   三行目以降 本文   最終行 行頭から /EX (必ず改行すること)   上記一行目から最終行までを連続に一つのファイルにしても構いません。 8.RBBSのプロンプトの自動設定について   RBBSのプロンプトの検出が自動でできます。ただし、下記の条件があります。  (1) プロンプトの末は > であること。  (2) プロンプトは改行すること。    RLIやDJL-MBでCONFIG.MBのプロンプトの設定で >H$ は設定しないこと。 9.簡易ターミナル機能   簡易ターミナルはRBBSのメインテナンスなどを行います。メインウィンドゥの  Terminalボタンを押すとターミナルソフトウィンドゥが開きます。「接続」ボタンを  押すと接続設定で設定された手順に従いRBBSにコネクトします。  また、キーボードから文字を送信したいときはウィンドゥ下のテキストボックスに  キーボードで入力して下さい。リターンキーで送信します。 10.HTML文書のサポート  HTML文書をサポートしました。 これでFWD−NET上で文字に色を付けたり拡大縮小したり多彩な表現ができます。 また、各種ホームページやインターネットへのメールの発信などインターネットに対し てシームレスな環境を実現することができました。  HTML文書の作成にはHTMLエディタが必要です。また、HTML文書の閲覧は Internet ExploreやNetscape Navigatorが必要です。 SPG-NEWSではマイクロソフトのInternet Explore 3.0J以降のバージョンを推奨します。  設定はメインメニューから[設定]−[オプション]で行って下さい。  尚、SPG-NEWS V4.3からはHTMLで書かれた文書は標準の内蔵テキストビュアーで テキストのみ表示できるようにしました。これでHTMLで書かれた文書が流れてきて も、普通に読むことができます。ただし、フレームなどを使った文書は正常に表示でき ませんが。 (現在まだテスト中で返信を書く場合でHTMLタグがついたまま返信用文書の原文が 作成されます。)  [HTML文書作成上の注意]  HTML文書は必ず<HTML>と</HTML>のタグで囲んで下さい。 11. マルチユーザー対応と複数同時起動  従来は一つの設定ファイルの元一つのマシンに一つのSPG-NEWSしか起動できませんで した。本バージョンから個別の設定を持つ複数のSPG-NEWSが起動できるようにしまし た。これにより複数のポートの同時オートパイロット運用や一つのマシンで複数のユー ザーが異なる設定でSPG-NEWSを運用することができます。  (1) 設定方法    SPG-NEWSの起動オプションでコマンドライン上に環境設定ファイル(今までの   SPGNEWS.INI)を指定します。   (例)   SPGNEWS.EXE   従来通りカレントディレクトリ上のSPGNEWS.INIを設定ファイル            としてSPG-NEWSを起動します。   SPGNEWS.EXE JO1SPG.SPG            JO1SPG.SPG(フォーマットはSPGNEWS.INIと同一)を環境設定ファ            イルとして起動します。ファイル名は何でもかまいません。  (注意) 従来のシステムではSPGNEWS.INI以外にコネクト方法やアーカイバ設定、     ダウンロード設定など個別のディレクトリに設定しなければなりません。     これらのファイルは[設定]−[オプション]−[運用データディレクトリの     設定]で指定したディレクトリに保存されます。環境ファイル毎に別のディレ     クトリになるようにしてください。 12.サポートについて  SPG−NEWS for Windowsのサポートは以下のネット で行います。みなさんのご意見などありましたらよろしくお願いします。 FWD−NET : SPGUSR@JPNフィールド   SPGUSR@他のローカル@BBS NIFTY−Serve : アマチュア無線フォーラム[アドバンス館](FHAMAD) ●実際の運用方法に関しては   パケット無線をはじめよう(MES5)       ●周辺ソフト開発、プログラミングテクニックに関しては ハム用ソフト開発室(MES12)  また、メールでは下記のところまでお問い合わせ下さい。ただし、メールでの回答は 100%保証できません。他のユーザーの参考にもなりますのでできるだけ上記のネットで お問い合わせ下さい。 FWD-NET:JO1SPG@JM1YOV.11.JNET1.JPN.AS NIFTY-Serve:MHG01511 Internet kizawa@mb.infoweb.ne.jp 13.注意事項  (1) 著作権    本ソフトウェア及びドキュメントの著作権はJO1SPG/木沢朋和にあります。    Copyright (c) WoodStream Networks/JO1SPG T.Kizawa 1991-1996.    All Rights Reserved.    TACK.VBX Copyright (c) 1994 T.Kawada     Allrights Reserved (ComputerFan Feb.1995)  (2) 転載・再配布などについて    他ネットへやホームページなどへの転載は事前に私まで連絡をお願いします。   また、展示会などの催し物で実費配布する場合は私の許可を得てください。  (3) 雑誌、CD−ROMなどの収録について    事前に私に連絡をください。      1998年3月      WoodStream Networks会長兼CEO      JO1SPG 木沢朋和